徒然に少女

気の赴くままに感想という名の駄文を綴ります。

【これぞ王道】 私的おすすめ少女漫画5選 【胸キュンしようよ】

 

GW最終日です。どこも混んでいるので家でくつろいでるのが一番ですね。

 

さて今回は私的おすすめ少女漫画5選ということで紹介したいと思います。今回は割と知名度の高い王道作品中心です。

私は少女漫画の中だと結構ファンタジー要素多めのが好きです。

現実ではありえない設定である中で時々垣間見えるヒーローとヒロインのかわいらしいやり取りとか普通の男女の恋愛模様が描かれると余計キュンキュンしてしまいますね。

それではさっそく紹介していきます。

 

神様はじめました / 鈴木ジュリエッタ

 あらすじ

父親が家出し、住む家もなくして途方に暮れる女子高生・桃園奈々生の前にとある怪しい男が現れる。「私の家を譲ってあげよう」という男の言葉に甘え、その家を訪ねるとそこは廃神社。しかも巴衛と名乗る謎の狐の妖怪が待っていた。奈々生はこの神社の土地神として働くことになって――!?

 

設定的にはTHEファンタジーです。

妖怪や神様、聖獣・・・人外キャラがうじゃうじゃでてきます。しかしどのキャラクーも個性的で皆人間のようなかわいらしい一面も。

この作品の魅力はやはり神使の巴衛のかっこよさ。主人の奈々生ちゃんがピンチの時はいつだって助けに来てくれます。必ずです。絶対です。来るか?と思ったら来るんです。かっこよすぎます。

そして奈々生ちゃんの神様としての成長っぷりもまた魅力。後先考えず突っ走るタイプで失敗も多くまだまだ巴衛に頼っている部分もありながら奈々生ちゃんらしく頑張っています。

あとは奈々生ちゃんと巴衛の恋愛模様。嫉妬したりすねたりする巴衛はもう人間の男の子そのもの。可愛いです。そして人間と妖怪という身分違いの恋もまたセツナチックさを演出します。

大人の女性も楽しめる素敵なファンタジー作品です。ぜひどうぞ。

 

桜蘭高校ホスト部 / 葉鳥ビスコ

あらすじ

上級階級の子供ばかりが通う桜蘭学院高等部に特待生として入学した庶民・藤岡ハルヒ。そんな学校に君臨する最高級の遊戯・美麗集団「ホスト部」で、ハルヒはひょんなことから女であることを隠して活動することに。個性的すぎる部員たちとともに繰り広げるドタバタラブコメディー。

 

 

タイトルから女子向けの逆ハーレムストーリーだと思っている方が多いかと思われます。確かにイケメンがたくさん出てきて主人公が紅一点という設定ですが最初のほうはほぼギャグです。

とにかくキャラの個性が強烈過ぎて面白い。部長の須王環ホスト部指名率No.1イケメンにもかかわらず思考がぶっ飛んでいる派手好きなバカ(頭はいい)。副部長兼経営担当の鳳鏡夜は利益第一、利益のためならどんな手も使う影の王。他にも近親相姦ネタを振りまく双子の馨・光。部内最年長なのに小学生のように愛くるしいハニー先輩。寡黙で男らしいが実は繊細なモリ先輩、など。

最初はギャグメインであまり恋愛要素はありませんが、後半は部長の環と双子、そしてハルヒを交えた恋愛模様が描かれます。ちょっぴりシリアスな部分もでてきますが基本的にぶっ飛んでいてコミカルで笑えるし、胸キュンもできます。

私が好きなのはハニー先輩と(自称)ホスト部マネージャーのれんげちゃんです。れんげちゃんは腐女子オタクで、とてもかわいいです。ハニー先輩は見た目の可愛さとは裏腹に学年首席という頭脳解明っぷりと武術の達人であるという強さがたまらないギャップです。

読んだらキャラ全員のことを大好きになること間違いありません。笑えるラブコメの王道といえばこれ。ぜひどうぞ。

 

となりの怪物くん / ろびこ

あらすじ

自分の成績のことしか興味のない冷酷少女・水谷雫は隣の席の不登校少年・吉田春にプリントを届けに行く。しかしそのことがきっかけで春に友達認定されてしまい、彼と関わるようになって雫の環境も徐々に変わっていく――。

 

となりの怪物くん(1) (KC デザート)

となりの怪物くん(1) (KC デザート)

 

 

まず絵がかわいいですね。そしてこの作品もキャラが個性的で面白い。

お互いに自分の殻に閉じこもっていた雫と春が徐々に溶かしあうように交わって、二人の価値観や世界が変わっていきます。

過去にトラウマを抱えた美少女・夏目さんとの友情物語や、ヤマケン(他校のお坊ちゃん)と春と雫の三角関係、そして春の秘められた過去と家族の話。それぞれ高校生らしく人と関わるということの難しさに悩みながら成長していくさまがとても微笑ましいです。

そして何より楽しいのは恋愛模様。複数の恋が交差していますが、とにかくかわいいです。メインはやっぱりヤマケン×雫×春の三角関係です。ちなみに私はヤマケン派です。頭脳明晰、自尊心の塊ナルシストだがどこか残念臭が漂うヤマケン君が雫に惚れちゃってるのがもうとにかくたまりません。

ちょっぴり複雑なかわいい青春物語です。学生はもちろん大人も楽しめます。ぜひどうぞ。

 

ホリミヤ / HERO(原案)萩原ダイスケ(絵)

あらすじ

一見派手だが家ではすっぴん家庭的な女子高生・堀さんと、学校では地味だけど実はピアス&タトゥーだらけの美形男子・宮村君。まったく接点のなかった二人がひょんなことから関わるようになり、少しずつ距離を縮めていって――…?

 

ホリミヤ(1) (Gファンタジーコミックス)

ホリミヤ(1) (Gファンタジーコミックス)

 

 

原案はHEROさんのweb漫画「堀さんと宮村くん」

この作品にも愛すべきキャラクターがたくさん出てきます。高校生の日常がほのぼのとゆるーく秀逸なギャグセンスとともに描かれています。

 この話を読んでいると「こんな高校生活送りたかった!」と叫びたくなります。特に大きな事件が起きることはありませんがいつものメンバーと毎日わいわいバカをやる高校生たち。かわいいです。少しずつキャラが増えていきますがそれはそれはみんな個性的。私が一番好きなのは堀さんたちが通う高校の生徒会長・仙石君です。頭が良くて論理的、冷静に見えて一方で身体がガリガリなことを気にしているという一面も。仙石君は同じ生徒会の美少女レミちゃんと付き合っています。

基本的にギャグ路線で笑えますが、若者特有の繊細な心情を細やかに描いてもいます。そして時々出てくる堀さん×宮村くんや仙石くん×レミちゃんカップルの甘々なやり取りに胸キュンが止まりません。

Web漫画では本編はもう完結済みで現在オマケ話がたくさん更新されています。そこではいつもの日常話はもちろん、各々の家族の話や少し先の未来の話もあり楽しめます。

くすっと笑えてかわいい青春日常物語。男女問わずどなたでも楽しめます。ぜひどうぞ。

 

◆好きって言わせる方法 / 永田正実

あらすじ

モテ技マスター・超絶美少女 西崎菜乃花の人生の目標は「最高の男」をゲットすること。そんな菜乃花が見つけたのは料理部部長のさえない男・ハルちゃん。ほのぼのしたハルちゃんには菜乃花のモテ技は効果がなくて――…?

 

好きって言わせる方法 (マーガレットコミックス)

好きって言わせる方法 (マーガレットコミックス)

 

 

とにかく菜乃花がかわいいです。今まで男にモテまくり続けてきた菜乃花が本気の恋愛に芽生え、今まで通りにいかず切磋琢磨する様子が微笑ましいです。わがままで計算高いヒロインというほかの作品には見られない設定もまた魅力。そんな菜乃花にハルちゃんが振り回されることもあれば、逆に菜乃花がハルちゃんに振り回されることも。菜乃花の性格ゆえ周りやハルちゃんと衝突やすれ違いもありますが基本的にはふわふわしていて可愛いです。

そしてやはり菜乃花の女としてのスキルは見ものです。女であるからには愛されてナンボ。そのための努力は惜しまない。お人形みたいな顔でありながら意外にもアグレッシブなところもまた彼女のまたすごいところ。見習いたいものです。

時々自己中心的で無鉄砲な菜乃花にイラッとしてしまうこともありますがそれでも許されてしまうほどにかわいいんですから罪ですね。そしてそんなお姫様のような菜乃花を普段さえないハルちゃんが男らしく守る姿も胸キュンです。

他の作品にはないわがままヒロイン中心に繰り広げられるかわいいお話です。ぜひどうぞ。

 

以上私的おすすめ少女漫画5選でした。

どれも本当におすすめですのでぜひ一度読んでみてください。

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 ↑桜蘭高校ホスト部・ハニー先輩です。かわいい。

 

 

 

【生きよう】 ダメな私に恋してください 6巻 感想 【超生きよう】

 

 

 

月刊YOUで絶賛連載中、中原アヤ先生の「ダメな私に恋してください」の第6巻が2015年4月24日に発売された。

 

 

 

1~5巻のあらすじとしては(ネタバレ注意)

◆勤め先の会社が倒産し、収入ゼロにもかかわらず年下の大学生に貢ぐ日々を送っていた柴田ミチコ(29歳)。そんな中再会した元上司・黒沢渉に救われ、彼の経営する喫茶店でアルバイトとして働くことに―――。

◆容赦なく辛辣な言葉を投げかけられ続けながらも、何かと力になってくれる黒沢のことが気になり始めるミチコ。しかし再就職先で出会った営業の最上大地に猛烈なアプローチをかけられ付き合うことに。一方ミチコは過去の経験(年下大学生に100万円騙し取られる)から妙に彼のことを疑ってしまい関係がこじれていってしまう――。

 

とにかく魅力は主人公ミチコのダメっぷり。自分のダメさを自覚しつつも己の選択を正当化する傾向がある。(その性格のせいで年下大学生に100万円騙し取られる)そしてふと我に返るとお先真っ暗、というわけだ。

あんなにも彼氏がほしい、幸せになりたいと願っていたのにいざできてみると思いの外その状況に対応できずめんどくさいと感じてしまうミチコ。しかし最上くんと初めてキスした際のミチコは女子中学生そのもの。恋愛経験の少ないめんどくさいタイプの女の心情をうまく露わにしている。

 

そして最新 第6巻。

まず、目を引き付けられたのは帯。

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「生きよう 超生きよう」

結局前巻の最後で最上くんとも別れてしまった崖っぷちミチコ。

「そんな彼女にまた何か生き甲斐が見つかったのか!?よかったなミチコ...!!!」

ミチコに対し過剰なまでの仲間意識を持っている私はそんなことを思いなが読み始めた。

法事で実家に帰ったミチコ。親戚一同からダメっぷりを責められ己の情けなさを改めて痛感。社会の歯車としても女性としても機能していない自分なんて死んだほうがましだ、と自暴自棄になる。

が、甥が見ていたアニメ「美食戦隊 グルメンズ」に映るキラキラ爽やかイケメン俳優をたまたま目にし、ミチコは心の中で叫ぶのだ。

「生きよう 超生きよう」 と。

そう、ミチコはまた別の沼を掘り返す。

これよいのか悪いのか一概には言えないがこの後ミチコは彼のイベントなどに参加し元気を取り戻していく。

そして黒沢と二人で映画デート(?)へ行くことになり「お?やっとこの二人に春風が吹くのか??」と期待したのもつかの間。黒沢兄との問題が出てきたりとなかなか二人の関係が進展することはない。

しかしこの巻のラスト、今までのミチコ×黒沢には予想だにしなかった展開が待ち受けている。

全体を通して恋愛メインで内容を楽しみたい人にとってはこの漫画は展開が遅いかもしれない。しかしここでの魅力はあくまでもミチコのダメさとそんな彼女の成長だと私は思う。それに中原先生特有のキャラの会話のテンポの良さが読んでいて時に吹き出してしまうこともあるくらいに面白い。

だが...ここにきてやってきた急展開。

ミチコが黒沢に求婚するのだ。

「じゃあ主任、私と結婚してください。」

私は叫んだ。「ミチコっっっ!?!?!?」と。

まさか。まさかすぎる。この後黒沢とあいかわらずの関係を続けながらもゆっくりゆっくり恋愛的関係に発展していくものだと思っていた。

なのにまさかの突然の求婚。うん、よくわからないけれど頑張った頑張ったよミチコちゃん。

次巻黒沢の反応や二人の関係性の進展などますます目が離せない。

 

そして私の大好きな最上くん、いや、もがみきゅんの活躍も期待しよう。

 

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いつまでもあると思えば少女心

 

少女漫画(しょうじょまんが)とは、少女雑誌に掲載されるなど、主たる読者として若年(未成年)の女性を想定した日本の漫画のことである。(wikipediaより)

 

突然だが私は少女漫画が好きだ。

時に美しく、時にファンタジーに、時にコミカルに私たちに胸キュンを提供してくれるそんな素晴らしき少女たちの嗜好。

【少女】とカテゴリーに分類される基準はよくわからないし、その境界線は色々な意味で曖昧にしておいたほうがよいとも思うが、残念ながら確実に私はもう少女ではない。

だがしかし、心はいつまでも、そう、少女のままである。

小学生の時、毎月のお小遣いを握りしめ、目を輝かせながら本屋へりぼんを買いに行っていたあの頃――。

すっかり成長してしまった今現在も、大好きな少女漫画の新刊を手に取った時のあの感覚、たまらない恍惚感は失われることはない。

そう、いつまでもあると思ってならないのは親と金。しかし少女の心はいつまでもありつづけるのである。

 

ここでは私の気の赴くままに少女漫画(時にアニメも)の感想をだらだらと長ったらしく綴る場であり、それはそれはもう駄文だらけで偏った内容になる気しかしていないが、少しでも私の好きな作品の魅力が伝わればいいと思っている。